黒板の活用/テーマ提示で黒板に残すべきもの

山田です。
対話型活動では参加者による対話の前に
ファシリテーターがテーマの提示と対話の参考になる話をします。
その回のテーマがなんであるか、
どのような切り口で話ができるかを参加者に伝える大事なコーナーです。
その際、黒板やホワイトボードをどのように使えばいいのでしょうか。

日本語学習者にとって視覚的な情報は非常に重要です。
対話型の活動では特にそうです。
話しているだけでは流れていって忘れてしまいますが、
視覚的な情報はとどめておくことができるからです。
黒板に貼ったり書いたものは説明している最中の補助的な役割をしますが、
そのまま残しておけばその後の活動中でも見て参考になります。

書いたり貼ったりするものをひとつひとつ見ていきましょう。

▼テーマ名

テーマを意識化してもらうためには必要だと思います。
他の字より大きく書いた方がいいですね。

▼ 活動で使う道具、シート

実際に活動で使うものを貼って、その使い方を説明をするときに有効です。
シート類は大きく拡大したものが理想ですが、もともと大きければそのままでいいし、
図などで描いてもいいでしょう。

▼キーワード

チョークやマーカーで書いてもいいのですが、
テンポよくひとつずつ提示するには付箋や紙にあらかじめ書いたものがいいです。


▼写真

一般的なL版サイズの写真は回覧すればいいのですが、
教室全体に見えるようにするには最低でもA4ぐらいに拡大はしたいものです。
ただし、プリンターで印刷するにはインクの消費が気にはなりますね。
代わりにiPadやノートパソコンなら大量にささっと見せることもできます。
でも、印刷したものは貼ったままにしておけるので、使い分けしてもよさそうです。


ファシリテーションのスキルとして、
黒板の使い方は様々な本でも紹介されています。