山田です。
久々に、たぶんかどんぐりの事業のお知らせです(涙)。
日本語の発音について楽しく深く学べる、
出前講座「日本語の音声と音韻」のご紹介です。
(このページで随時、情報を更新していきます)
私は、2015年から日本語教師養成講座で
言語学、音声学などを担当してきました。
これをもっと楽しく市民向けにアレンジできないかなと
ずっと温めてきた企画です。
言語の面白さも存分に味わえる講座にします。
本ブログでも音声学関連の記事をいろいろと書いてきました。
ここにあるネタも講座で紹介します。↓
http://tbkdonguri.wp.xdomain.jp/tag/pho
コロナ禍なので、本来はオンラインで開催すべきなのですが、
私はオンラインが非常に苦手なことと、
特に音声は、微妙な違いがパソコンを通しては伝わりにくいということで、
対面の講座にすることにしました
新型コロナウイルス対策として、当面の間、受講の申し込みは、
普段、会っている友達・知り合い同士、ボランティア仲間など、
5人以上のグループに限定いたします。
■ 講座概要
- 外国人に日本語を教えるための
日本語の発音に関する知識を学ぶ講座です。 - 1回90分、全10回です。
- 音声学・音韻論の基本的な考え方は、
国際交流基金の教授法シリーズ2『音声を教える』に従います。
受講に際して購入する必要はありませんが、参考になるオススメの本です。
https://www.jpf.go.jp/j/urawa/j_rsorcs/o_book04.html#k02
■ 講座の特徴
- 難しい用語も多いのですが、
豊富な図や表を使ってわかりやすく解説します。 - 日本語の発音について、
日本語母語話者でも気づかない現象を多数紹介します。 - 日本語だけでなく、地域に暮らす外国人の母語や、
その他の外国語の独特な発音も扱います。 - 外国人の発音をどう直すか、原因と対策を紹介します。
- 声紋分析アプリを使い、本格的な音声の分析をします。
- 意識化が難しいアクセント、イントネーションについては、
じっくり時間をかけて練習をします。 - 楽しく遊びながら発音のしくみが学べる
音声学カードゲーム[ɯɲo]を紹介します。
■ 受講対象者
浜松市か隣接する市町にお住いか、
浜松市にお仕事や勉強などで通っている方で、次のいずれかの方
- 日本語教師になるための勉強をしている方
- ボランティアなどで日本語を教えている方
- 教養でも深く日本語について勉強したい方
- とにかくいろいろな言語を学ぶのが大好きな方
■ 講座内容(予定)
第1回:発声、母音、IPA
第2回:子音①
第3回:子音②
第4回:五十音図
第5回:音素、特殊音素
第6回:音節、拍、フット
第7回:アクセント①
第8回:アクセント②
第9回:イントネーション①
第10回:イントネーション②
■申し込み方法
(申し込み開始までもうしばらくお待ちください)
■ 料金
全10回で1万円、初回に現金でお支払いください。
■ 開催スケジュール
受講者と講師で相談のうえ、決めます。
■ 会場
浜松市内の協働センターのうち、
受講される方々が通いやすいセンターで
講座室などを予約して使います。
ただし、浜松市は南北に非常に広いので、
北限は二俣協働センターまでとします。
■ 注意事項
- 授業中は、マスクの着用をお願いします。
- 授業の録音・録画・中継配信を禁止します。
- 授業プリントを受講者以外の方に譲渡・コピーすることを禁止します。
- 広報や本ブログでの活動紹介のため、
授業風景の写真を撮ることがあることをご了承ください。