WordPressをアップデートしたらサイトがアクセス不能に/問題のプラグインの削除だけで復旧した事例

山田です。
ブログシステムのWordpressのバージョンが5.9.1になったので、
アップデートのボタンを押したら、
途中でエラーが出て止まってしまいました。

サイトにも管理画面にもアクセスできず、焦りました。
無料で利用できるサーバーなので、復旧のためのサポートも受けられません。

いくつかのウェブサイトを参考にして、
手動でWordpressをインストールしなおし、
バックアップ・ファイルを合流させようか…と思いました。

しかし、FTPソフトでダウンロードするバックアップ・ファイルが
290MBほどだったのですが、WiMAXの通信が不安定なせいか、
途中でダウンロードが中断して完了できませんでした。

途方に暮れていたところ、
サイトにアクセスしたときのエラーメッセージに「Fetal error」とあり、
フェータルなものか…」と思いつつ(志賀直哉「城の崎にて」)、
よく見ると、プラグインの名前がありました。

また、メールソフトにはメールが届いていて、
WordPress 5.2からは、サイトでプラグインやテーマが
致命的なエラーを発生させた場合にそれを検知して
自動メールでお知らせする機能が追加されたそうで、
そこでも問題のプラグインの名前がありました。
というわけで、そのプラグインを取り除くことにしました。

問題のプラグインは、「Photo Express for Google」です。
随分前に、Google Photoの写真がWordpressで表示できないかと試したもので、
うまくいかず全く使っていないものでした。

まず、無料のFTPソフト「Cyberduck」で、
WordPressのディレクトリの中の「wp-content」、
その中の「plugins」から、問題のプラグインを、念のためダウンロードしておき、
そのうえでディレクトリ上のプラグインを削除しました。

それで、サイトにアクセスしたところ、
あっさり表示でき、Wordpressも無事に9.5.1にアップデートできていました。
トラブル発生から3時間半ほどで復旧できました。
この程度で済んで良かったです。
同様の症状が出た人の参考になればと思います。