東京2020パラリンピック開会式/パーソンズ会長のスピーチの最後は「Muito obrigado!」

山田です。
テレビで東京パラリンピックの開会式を見ていたのですが、
国際パラリンピック委員会(IPC)会長の
スピーチで印象的な部分がありました。

スピーチは全体的には英語で、
日本語も部分的に使われていたのですが、
最後は「どうもありがとう」「Thank you very much」、
そして「Muito obrigado」というポルトガル語でした。

開催国の日本人に向けて日本語を使うのは、よくあることですし、
オリンピックでは、場内アナウンスに
開催国の言語、英語、フランス語が使われますが、
なぜポルトガル語?と思い、パーソンズ会長について調べてみました。
すると、ブラジル出身ということがわかりました。

アンドリュー・パーソンズ(Andrew Parsons)
https://ja.wikipedia.org/wiki/アンドリュー・パーソンズ

国際的な場面で英語でスピーチしていても、
思いを伝える大事な部分で、現地の言語だけでなく、
自分の母語も付け加えるというのはいいですね。

このスピーチはブラジル人の中高生の学習支援で使えそうです。

追記:パーソンズ会長が北京パラリンピック2022の開会式のあいさつで、
   中国語、英語、ポルトガル語による感謝の言葉のあと、
   最後に「peace(平和を)」と叫んだのはこちらです。⬇
   https://youtu.be/OJssodRAeZQ?t=325