文化庁&出入国在留管理庁「在留支援のためのやさしい
日本語ガイドライン」を公開

山田です。
やさしい日本語の作成ルールといえば、
弘前大学の社会言語学研究室が公開していたものが有名でしたが、
2020年1月にそのサイトは閉鎖されました(→本ブログ記事)。

それに代わってか、改めて国として文化庁と出入国在留庁が
やさしい日本語の作り方をまとめたガイドラインを公開しました。
「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」です。

<文化庁のウェブサイト>
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/92484001.html

<在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン(PDF/1.36MB)>
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/pdf/92484001_01.pdf

ページ数は、表紙と目次、経緯、参考文献を含めると全17ページで、
実際の作成ポイントは第2章からの6ページになっています。
それとは別で、具体的な変換例を第4章で2ページに渡って紹介していて、
更に、演習問題も1ページ分あります。
今後、各地の研修などで活用されることでしょう。

<内容>
表紙
目次
第1章:はじめに(やさしい日本語とは、など)
第2章:在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン(本編)
第3章:書き換えツールの活用(便利なツールの紹介)
第4章:やさしい日本語の変換例(具体例や問題)
参考文献

ちなみに、法務省では2019年から
やさしい日本語による「生活・仕事ガイドブック」を
公開していました。(→本ブログ記事
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri10_00062.html

今回の文化庁と出入国管理庁が公開したガイドラインのサイトには、
別冊「やさしい日本語 書き換え例」で、
その法務省の「生活・仕事ガイドブック」に出てくる用語を
五十音順にしてリスト化したものも公開しています。
行政のお知らせで使いそうな単語が中心になっています。
これは表紙などを含めて全18ページです。