山田です。
えーと、…ファシリ続投になりました。
今回のテーマは「家電」です。
私個人のエピソードはほとんど交えられなかったのですが、
家電の意味、どんなものがあるか、どこで買うのかなどを紹介して
手短かに活動に入ることにしました。
最初の活動は、
自分の家にある家電について話して、その製品の名前を付箋に書く活動です。
今回は新城市から新規立ち上げ予定の日本語教室のボランティアさんたちが
見学に来て下さり、活動にも加わって頂きました。
この活動のポイントは、話しながら書くということです。
製品名を正しく書くことがメインの目的ではありません。
ある家電が話に出たらそれについて様々なことを話し、
エピソードを共有するのが大事なのです。
頃合いを見て付箋に書くのが理想です。
とはいえ、カタカナ語の表記などは勉強になったようです。
いつもより長めに時間を取って35分ほどから
付箋に書かれた家電をグループ分けしてもらいました。
分類方法もグループによって観点が異なり、
使う部屋で分けたり、誰が使うかで分けるグループもありました。
これはどういう家電?ということは
学習者からなるべく簡単な日本語でしてもらいました。
次に、これは実はその場の思いつきだったのですが、
「なくても大丈夫」というものに緑のシールを貼ってもらいました。
工夫すればなんとかなるものも意外と多いものです。
グループごとにその数も数えてもらいました。
意見は分かれたものもあったので、
全体共有ではどの製品で意見が分かれたのかも伝えてもらいました。
テレビは地デジ移項後は見ていない人もいれば、
ないと死ぬという人もいるようです。んな、大げさな…。
次に、電気の節約方法を考えてもらいました。
家電ごとに小さな青い付箋で短く言葉を書いてもらいました。
食器を洗うときは給湯器は使わないでゴム手袋をして水で洗えばいいというものや、
冷蔵庫には食べ物を入れすぎないというものなどがあがりました。
みんなの知恵が持ち寄れて、模造紙にまとめることができました。
今回のテーマはお役立ち系で成果物が仕上がる達成感を感じやすいです。
(写真をクリックして拡大できます↓)
最後は今日話したことの質問事項が書かれたシートを個人で書く作業です。
模造紙にまとめた内容がここでも役に立ちます。
ここ数回、ファシリテーターを担当して思ったのが、
活動の時間を調整する方法はいろいろあるということです。
予定時間を黒板に書いているので、
チラチラと時計と予定を見比べて最適な方法を選んでいます。
今回の場合、なくても何とかなる家電に緑のシールを貼りましたが、
少し時間があったのでそのような短い活動を加えてみました。
また、節約できるものの方法は書かなくても、
時間がなければ違う色のシールを貼るだけでよさそうです。
情報共有のときは、印がついたものをくまなく紹介しなくても、
時間がなければファシリテーターが
印のついたものから選んでしまってもいいでしょう。
数をこなしてファシリテーションのスキルを磨かなくては!