佐鳴台の今昔/子どもたちはどう思う?

山田です。
国土地理院のウェブサイトでは、
航空写真を閲覧したりダウンロードして利用することができます(要出典記載)。
「地図・空中写真閲覧サービス」:http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do#1

しかも、現在のものだけでなく、
少し昔のものまであるので比べてみると面白いです。
20160513_sanarudai03

どんぐりが主に活動地域としている浜松市中区佐鳴台です。
ここは1970年代になって住宅地として開発された地域で、
それ以前はどうだったのか、
今の子どもたちが見たらどう思うのか、ちょっと試してみたくなりました。
比べてみたのは1962年と2015年の写真です。
約50年の間の違いはこうなりました(クリックで拡大できます)。
20160513_sanarudai01-s20160513_sanarudai02-s
1962年の写真には私が現在の建物などの名称を入れてみました。
※出典:国土地理院ウェブサイト
※1962年07月29日の写真:MCB629-C10-25
※2015年05月02日の写真:CCB20152-C15-61

どんぐりで学習支援をしている外国にルーツを持つ子どもに、
どう思うかを聞いてみました。
本当は、みんなで写真を見て思ったこと、気づいたことを
話し合うアクティビティーをやりたかったのですが、
とりあえず個別に支援した子に感想を聞いてみました。

ペルーの中学生の女の子は、
現在は森がほとんどなくなっていることに驚いて、
「森は残しておいてほしかったなぁ」という感想でした。
ごくわずかに森が残っている所にも気づいて、「ここは何?」と興味を示しました。
そこは団地の南側にある小高い山で、山頂に不動院というお堂があります。
ここは山ごと昔のまま木々が残っているのです。
もう1人、ブラジルの中学生の女の子は、ずばり「ヤバい…」という感想。
まあ、確かに変わり過ぎてヤバいです。

佐鳴台から西へ少し目を向けると、
現在の航空写真でも50年前にそっくりな場所が所々にあります。
そこをGoogleMapで見てみると、のどかな風景がありました。
50年前の佐鳴台もこんなだったのかなと思いがよぎります。

気になった所へは実際に行ってみるともっと良い活動になりそうです。