日本語教育小委員会/第112回(2022年6月21日)/配布資料で浜松市のヒアリング資料が公開されています

山田です。
2022年6月21日開催の日本語教育小委員会(第112回)の
配布資料が公開されているのですが、
浜松市の日本語教育に関するヒアリング資料がありました。

文化庁>国語施策・日本語教育>文化審議会国語分科会
>日本語教育小委員会>日本語教育小委員会(第112回)(令和4年6月21日)
>議事次第・配布資料
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/nihongo/nihongo_112/93725301.html

資料4 ヒアリング資料②静岡県浜松市(6.5MB)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/nihongo/nihongo_112/pdf/93725301_04.pdf

資料PDFの10ページ目(画像では9)には、
「地域日本語教育の拠点として浜松市外国人学習支援センター日本語教室」とあり、
同センターで実施している日本語クラスの一覧表があります。
初級が107コマ(321時間)/期、中級が48コマ(96時間)/期、
読み書きが40コマ(60時間)/期で、
年間でそれぞれ2期あるので、上記の数の倍ということです。
手厚い日本語教育体制ではありますが、
これらのクラスは「平日昼間」にあるのです。
(今後、こういった資料から曜日の表示が消えるか注目)

また、資料PDFの6ページ目(画像では5)には、
浜松市の日本語教育施策の「現状と課題」があり、
事業実施に必要な財政措置の課題として、
「時限的ではなく、恒常的で十分な財政措置」を挙げています。
2022年度の市の日本語教育関係予算約1億円も、
恒常的じゃないと問題だということでしょうか。

というわけで、浜松市は、地域の外国人のための日本語教室の多くを
地域の働く外国人が通いにくい「平日昼間」に開催しておきながら、
財政措置を課題にしている点が気になりました。
(近年は、オンラインや外部委託で多少は夜や休日にもやってはいますが)