地域の大学の「リポジトリ」を活用して、地域の課題について学びましょう

山田です。
「リポジトリ(repository)」とは、
「貯蔵庫」「倉庫」などという意味ですが、
大学には論文や報告書などを収めた学術リポジトリがあります。
ウェブサイトに貴重な学術成果が
PDFファイルなどとして大量に保存されていて、
外部の人でも検索・閲覧できるようになっています。

リポジトリはインターネット上にあるので、
全国どの大学のものでも見られるのですが、
自分が暮らす地域に大学があるならば、いちど見てみるといいでしょう。
「その地域の課題に関する研究内容」があるかもしれないからです。
自分が関心を持っていることで、
参考になる情報が得られるかもしれません。

ここ浜松市には、
日本語教育、外国人子ども支援、多文化共生といった分野では、
「静岡文化芸術大学」と「浜松学院大学」で様々な研究がなされてきていて、
両大学ともウェブサイトでリポジトリが公開されています。

リポジトリの画面の操作は全く同じで、
キーワードで検索したり、
紀要なのか研究論集なのかなど分類から
選んだりすることができます。

研究者の名前が分かっていれば、名前で検索するのもいいでしょうし、
「日本語教育」や「多文化共生」など、
ざっくりしたキーワードでもいいでしょう。

大学のトップページから図書館のページへ移ると、
その中にリポジトリへ移るボタンがありますが、
以下の直接リンクからでもどうぞ。↓

▼ 静岡文化芸術大学 学術リポジトリ

https://suac.repo.nii.ac.jp

静岡文化芸術大学では、
かつて「多文化子ども教育フォーラム」というものが
何回か開催されていたのですが、
その報告書などは、こちらの検索結果からどうぞ。↓
https://suac.repo.nii.ac.jp/?action=repository_opensearch&creator=池上+重弘

▼ 浜松学院大学リポジトリ

https://hamagaku.repo.nii.ac.jp

浜松学院大学のリポジトリでは、
前に不登校関連のことを調べていて、
市の取り組みについて書かれているものを見つけました。
「浜松市における不登校児童生徒の支援の概要について」↓
https://hamagaku.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=246