山田です。
外国人の子ども支援で、
今年からムスリムの子たちも教えることになりました。
イスラム教の聖なる月「ラマダン」は、
2019年は5月5日から6月4日までだそうで、
私が勉強を見ている中学生の子は日中の飲食を断つ「断食」を実行中です。

イスラムの暦は、太陽暦と比べて日にちが毎年少しずつずれていくそうで、
近年のラマダンは真夏ではないからまだいいものの、
部活もある中学生は脱水症などが心配です。

敬虔なムスリムの子どもは、
普段も金曜は昼から中学校を一旦出てモスクに行っているそうですが、
ラマダンの月は金曜は丸一日学校を休んでモスクへ行くんだそうです。

断食は貧しい人への思いやりを忘れないため等の意味があるそうですが、
断食中の子の横で、私だけ平然としているのもなんだか気が引けるので、
私もなるべく同じ状況で勉強を一緒に頑張ろうと、
その子たちの家に行く日だけは日中の食事を断ってみることにしました。
(ただし、水分は採らないと死にそうなので、無理のないルールにしています)

子どもはちょっと気を抜くと、「わ〜、腹減ったぁ」となりますが、
勉強に集中していると空腹は感じないそうです。
それでも、やっぱり省エネモード的な様子で日々乗り切っています。

この日は「地理」の勉強。
「埼玉県といえば?」と確認してみると、
埼玉紅さそり隊!」という回答。
クレヨンしんちゃんのキャラでした。大丈夫かなぁ…。

教義を大切にしつつ、体調だけは気をつけてほしいものです。