夏休み中学生勉強会/8月上旬@佐鳴台

山田です。
佐鳴台で実施している外国人中学生の学習支援教室は、
8月から少しだけ時間を変更して実施しています。
暑さのピークを越えた夕方16:30スタートで
帰るまでにまだ明るさの残っている19:00終了の2時間半です。

この教室は、根を詰めて学習の遅れを取り戻すこともめざしたいところですが、
外国人の生徒たちがリラックスして学校のことを話しながら、
みんなで勉強する雰囲気をつくっていければと思って実施しています。

というわけで、こんなふうに打ち込む姿は希で…、
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雰囲気的にはこんなもんです。
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この日は、ごくたまにしか来なくて
騒いでばかりだった生徒が久しぶりに来ました。
案の定、最初はみんなも雰囲気に飲まれておしゃべりが多くなったのですが、
気がついたら集中したいと言ってその子は黙々と社会の新聞づくりをやっていました。
言われなくてもまじめに取り組めて感心です。
どこまでオリジナルの文章かあやしいですが、
他の子もこの新聞づくりは意外と力を入れていました。
これは明智光秀だそうです。まあ…こういう部分の努力も大事でしょう。
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この日、2年生は他に「夏休みの友」の数学、
3年生は数学の基礎問題集をやりました。
間違いも消して書き直してマルにするだけだった子も、
重要な規則の説明をしたら別枠でそれを書き留めるようになりました。
少しずつ勉強の仕方を改善していけるようサポートしていきたいです。

間違いはみんなに共通して起こりやすいことが多いので、
みんなでどこがおかしいか考えさせ、
「○○先生、説明お願いします」と説明してもらうこともあります。
進度はどうしても遅くなるのですが、
昼間、学校でみっちり補習を受けてその夕方に来る生徒もいるので、
ここでは生徒のペースに合せることにしています。
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最近、教室内のおしゃべりの共通言語はポルトガル語です。
騒がしければ注意しますが、支障がなければ私もじっくり耳を傾けます。
普段の彼らのことが聞けるからです。
そして、たまに口を挟んで笑いを取ることも心がけています。
その甲斐あってか、初めて来て日本語もあまり分からず不安そうだった子たちも
次第に馴染んできてくれました。

それにしても、宿題終わるかなぁ…。