山田です。
1年ほど前(2016年6月)から浜松市立図書館に
多文化・日本語教育関連の本をリクエストするようにしています。
その情報をどんぐりのサイトでもタグを付けて振り返れるようにしています。
http://tbkdonguri.wp.xdomain.jp/tag/library

これから日本語教育を知ることになるかもしれない中高生や、
民間の講座で日本語教育を学んでいる若い人たちには、
身近に手に取って読める本があると助かります。
私も、学生時代に図書館には随分お世話になりました。
この道に進んだのも高3のときに手に取った一冊の本のせいおかげです(雑誌ですけど)。

浜松の大学の図書館も市民は利用できますが、
駐車場がなかったり登録料がかかったりとやや不便です。
市民が気軽に来て何気なく手に取った本で日本語教育に関心を持ってくれたらなと思い、
市立図書館のリクエスト制度を活用することにしました。

私だけのリクエストとは限りませんが、
この1年で今のところ少なくとも私がリクエストした44冊のうち、
35冊が図書館に入りました。率にして79.5%です。
20170605_toshokan01

この1年でリクエストが通った本の例はこのような本です(新刊じゃありませんが)。
『日本語教育の過去・現在・未来』シリーズ全5巻←現役教師も読むべき
『国際交流基金 日本語教授法シリーズ』全14巻←分かりやすい!
『公開講座 多文化共生論』←浜松での講演録

少し古い本だとリクエストが通りにくいのは仕方ありませんが、
多少古くても勉強になるものはあるので、
リクエストの備考欄にはなぜ市の図書館に必要なのかを書くことにしています。
まだまだ入れてほしい古い本はあります。

ちなみに、名著中の名著で閉架の中にある本もちらほらあります。
古い本の保存のためには仕方ないのかもしれませんが、
私が関わる日本語教師養成講座では、
閉架にあるけど参考になる文献は紹介しています。
本のリクエストも呼びかけています。
市民の図書館は活用しないと!