目の見える人と見えない人が同じ文字を読めるようにする工夫/「Braille Neue」

山田です。
点字は目が不自由な方のための文字で、
6つの盛り上がった点の配置によってそれぞれの文字を区別するものです。
しかし、目が見える多くの人は点字を知らないので全く読むことができません。
そんな点字に、見て読む書体をうまく重ねることで、
見える人も見えない人も同じ文字を読む工夫が考案されました。
「Braille Neue」です。

上の表示ではただの画像ですが、
字が見えない方が読むために
実際は黒い部分が盛り上がった状態になっている必要があるということは、
もちろんのことです。

既存の点字に普通の書体を重ねるというのは、単純ですが素晴しい発想です。
http://brailleneue.com

サイトの右上にEN/JAで英語と日本語の表示を切り替えることができます。

ちなみに、濁点を大きくしたり、すき間を調整して
読みやすさを向上させたユニバーサル・フォントというものもあります。
文字を読むのが困難な障がいのディスレクシアの人のためだけでなく、
一般の人にも読みやすいというのは大事なことです。
これについてもいつか紹介記事を書こうと思います。