遠きにありて思う「ふるさと」

伊藤です。
「にほんごどんぐり」第3回。テーマは「ふるさと」。

初めに、私が定番キーワードでふるさと紹介。「私のふるさとは?」即答「浜松」。
勧められて3,000円のうなぎ弁当を食べた人も。
各人のふるさとはどんなところか、付箋に書く。
どこにでも、祭り(コスプレ祭り?なんていうのも)あり、おいしいものもある。
地図で場所を確認しながら、グループで対話開始。
話しながら、対話補助者が新たな語彙を付箋に書き足す。
棒にジャムをつけて外に出すと、アイスになる-30℃の地もある。
わからない言葉はPCの画像も利用。昔の山のような砂丘は見当たらず。

次に、ふるさとのよくないところを提示。各自、付箋に書き、対話続行。
補助者は随時、付箋を書き足し、前記の付箋の下に貼る。
自転車族に風は大敵。文化不毛の地は当地出身者から。
40℃にもなるのに水が少ない、交通機関はバスのみ、
寒さ、煤煙、停電、渋滞、犯罪、人が多い、世界各国こういう問題はまだまだ多い。

グループごとに付箋を貼った用紙を交換し、
「これ、いいね」☆、「これ、なに」?マークを付ける。
黒板に用紙を並べて貼る。

まず、場所を推測し、本人に確認。国名(都市名)の付箋も貼る。
マークを付けた事柄について書いた人に聞き、全体で情報を共有する。

わが故郷、みんな自信を持って受け答え。グループ間を声が飛び交う。
各国、公共トイレは有料、無料なのは日本だけ?警察は信頼できるか。基地問題も。
わからない言葉は説明、なぜかコスプレはわかる。
   
最後に、他の人のふるさとの中で行ってみたいところはどこかを聞く。
暑い国の人は寒い国へ。その逆も。自国から遠いところへ。コスプレ祭りにも反応。
私もどこかへ行きたい。

まとめとして、シートを使い、語彙・文を記入。今回の語彙は個別性があるため、文型に焦点が当たればと思ったが、単に「~がある/ない、~が多い/少ない」などだけでもよかったのかも。

3回目を迎え、参加者も慣れてきた様子。あちこちから活発な声が聞こえてきた。

「ふるさと」は愛憎入り乱れるものではあるが、
この日本が皆さんにとって良きふるさとの一つとなればうれしい。