とよた日本語学習支援システムの講演会で
「キーワード・カード」についての講演をおこなってきました。
これは先月、米子で開催された日本語教育学会でポスター発表したものに、
考案までのいきさつや活動事例を加えたものです。
当日のスライドのコマはこちらです(多少手直しをしました)。
自己紹介と団体紹介のコマは省略してあります。↓
https://www.dropbox.com/gallery/303694/1/20111113_toyota?h=453af8
スタッフと参加者を合わせて17名の方が参加して下さいました。
参加者の多くは、とよた日本語学習支援システムで活動されている方々です。
講演は、対話型日本語教室「にほんごカフェ」の概要と
その中でも特に私が実施に関わった
「にほんごナイトカフェ」での奮闘ぶりを紹介しました。
次に、2010年度にコーディネーター研修で行った問題分析、
そこから生まれたキーワードカードの内容説明をしました。
一通り説明が終わったところで、
参加者のみなさんで実際に対話活動をしてもらいました。
3つのグループに分かれ、
グループ内の会話で出たキーワードを書く人を1人決めて、
「苦手なこと」というテーマでお話していただきました。
20分ほどでしたがグループによってかなり様子は異なり、
観察している方も楽しかったです。
話題のキーワードを貼った模造紙はこんな感じです。
参加された方は内容をすぐに思い出せることを実感できたと思います。
自分たちのグループのキーワードに他のグループが印をつけて
それが戻ってきたときの反応など、狙い通りでした。
国や文化のことではなく、
個人のエピソードが引き出せたのではないかと思います。
そこが大事なんです。
最後に、付箋カードを使った活動事例の紹介をしました。
テーマ活動を維持する会話の仕掛けはたくさん実施してきました。
私が紹介したものは誰でも実践できて楽しめる活動です
(そこから何かを得てフィードバックさせるのは難しい…)。
質問にもあったのですが、外国人が来なかった場合でも、
ボランティアさんたちだけでやってもとても有意義な活動にできるはずです。
ぜひこれからの対話型教室で実践して、
どんどんブログなどで事例を発信していただきたいです。
プログラムコーディネーター養成講座で同期だった方もいて、
終わった後に参考になったとのお言葉を頂けて嬉しかったです。
そして、なにからなにまで気遣ってくれた
システムの北村さんには本当に感謝しています。