ブラジルのマンガ「Mônica」で日本の学校生活がわかる冊子が電子版で公開中、静岡県内の6歳児の国籍割合も調べてみました

山田です。
これから日本で小学校に入学する子どもたちのために、
ブラジルの「Mônica」という漫画で
日本の学校生活について簡単に知ることができる
冊子「Turma da Mônica e a escola no Japão」が
電子版で公開されています。
http://test-apricot.onamae.jp/msp/socialproject/Elementary.html

言語は日本語、ポルトガル語、英語、スペイン語の
4ヶ国語版があり、
無料でスマホやパソコンで読むことができます。

これから小学校にあがる家庭の
親御さんたちに紹介したり、
学校の先生や子ども支援にあたるボランティアが
簡単なポルトガル語を覚えるのにも役立ちそうです。
私は「Mônica」で覚えた単語がいくつかあります。
(悪い言葉も含めてですが、子どもがよく使うので…)

「Mônica」のキャラクターは、
バカボンに出てくる本官さんみたいな目が特徴ですが(昭和な例え)、
ブラジルで国民的に愛されているキャラクターたちです。
私は、食欲旺盛なマガリという子が登場する回が好きで、
この冊子でもやはり「給食」には反応していました。

他にもMônica関連では、
コロナウイルスの感染拡大を受けて、
2020年に「手洗いソング」の日本語版も公開されています。
https://mspjapan.co.jp/thesongofwashhands/

子どもたちのために、
漫画やアニメが大事なことの啓発に役立っているんですね。

こういった情報を知ったついでに、
静岡県内の外国人の子どもの国籍別割合が
どのようになっているのか、統計で調べてみました。
使用したのは、2020年12月時点の統計です。
春に小学校に新入学する子どもという絞り込みはできなかったので、
参考にしかなりませんが、
単純に国籍別に「6歳」という条件で検索してみました。

統計によると、
ブラジル国籍の子が最も多く52.2%です。
次いでフィリピン15.3%、中国10.7%、ペルー6.1%、
ベトナム5.3%、その他が10.4%です。

18歳未満という条件で
もっと広く子どもの国籍割合を調べても、
やはりブラジルが50.2%ほどで最も多くなっています。
しかし、大人も含めた全体の国籍別割合では、
ブラジルは一番多いものの、31.1%と若干少なめです。

子どものいる外国人家庭を回っている私の経験からも、
南米系の家庭では、ひとりっ子は本当にごく稀で、
2〜3人きょうだいが普通なことからも、想像がつきます。
静岡県でも特にブラジル人が多い浜松市に絞った統計ならば、
もっとブラジル国籍の子どもの割合が多いのかもしれません。